これは私の祖母が健在だったころ・・・・・
グループホームにいたころのお話です。
要介護1だった祖母も、時間と共に色々症状が進み、要介護2、3になるのはあっという間でした。ある時、トイレに行く際に転んで骨折してしまったのをきっかけに、車いす生活になってしまってからは、なし崩し的にどんどん悪化していきました。
毎週、会いに行っていましたが、遂には顔を見ても私を孫だとわからなくなってしまったんです。
でも、見たり聞いたりお話は出来る。そんな状態です。
祖母は、ある日を境に変な発言を繰り返しました。
みよちゃんが今日も遊びに来てくれた
お母さんも毎日来てくれる(祖母のお母さん)
赤い車が、また窓の外に停まっているよ
・・・・・嫌な予感がしました。
以前、読んだ本で観たことがあるのですが、死期が近づくと見えるもの、兆候・・・・みたいなお話になりますが、こんな感じで書いてありました。
親しい友人や親族が会いに来る”夢を見る”
自分の手をまるで手鏡をみるように、裏や表をひっくり返しながら見ている
すごく当てはまっていました・・・・・
「赤い車」がちょっとわからなかったですが、祖母に会いに行くたびに
毎回「赤い車が」停まっていると発言。私がいるその時間にも窓の外を指さし、あそこにいるじゃないか!見えないの?って言ってました。
祖母が話す内容に付き合い、聞いていると・・・・・、時間を巻き戻している感覚ですね、自分を子供だと思ってるようでした。
1か月後。祖母は亡くなりました。
・・・・・私は、祖母に見えた物たちが
単なる偶然じゃないと勝手に思ってます。
”お迎えに来る” これも本当にあると思います。
いろいろ考えると不思議ですね。


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